築古マンションでも大丈夫!空き家化する前の売却
date_range2025/12/01
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目 次
いよいよ母と同居へ。でも実家の行き先が決まらない・・・
今回ご相談に来られたのは、お母様が一人暮らしをしている実家について悩んでおられた娘さんご夫婦でした。
「今はそこまで遠い距離ではないけれど、これから先、母がひとりで暮らし続けるのは心配・・・」
そんなお気持ちから、お母様と娘さんご夫婦での同居を決断されました。
しかし、新しい暮らしが決まった一方で、すぐに浮かび上がったの「この実家をどうしよう?」という大きな悩みです。
実家はマンションの1室。
「築年数も古いし、本当に売れるのかどうか・・・」
娘さんは不安そうにお話しされました。
確かに、お住まいの売却は人生のなかでも大きな選択です。
増え続ける空き家問題の背景には、こうした不安から何も決められないまま、気づけば数年というケースが少なくありません。
そこで私たちは、まず現地を訪問し、建物と周辺環境を丁寧に確認しました。
築年数は確かに経っているものの、駅から徒歩圏内で利便性が高く、管理状態も良好。
「中古マンションとして十分流通の見込みがあります。」
そのようにお伝えすると、娘さんも少し安心された様子でした。
ご提案内容
1)一般市場に売り出す方法
2)当社グループで直接買取する方法
の2つでした。
時間をかけて買主を探すのか、確実にすぐ売却するのか。
娘さんご夫婦は検討を重ね、最終的に「買取」を選択されました。
決め手となったのは、「売りに出しても、いつ売れるか分からない不安を抱え続けたくない」
というお気持ちだったとのことです。
また、「空き家の状態で長期間置いておきたくない」という強い思いもありました。
空き家は放置期間が長ければ長いほど、湿気による劣化、管理費や固定資産税の負担、近隣への影響など、様々なリスクが大きくなります。
今回のケースでは、同居が決まった “空き家になる前のタイミング” で行動されたことが、結果的に資産価値を守り、安心した生活へのスムーズな一歩につながりました。
実家に住む人がいなくなる。
それは誰にとっても簡単に割り切れることではありません。
「思い出があるから手放しづらい」
「売るべきか、貸すべきか、決められない」
そんな想いを抱えるご家族がとても多いのです。
だからこそ、「悩んだその時」が、最も良いタイミングかもしれません。
空き家になる前に相談することで、選べる選択肢が増えます。
私たちは、単に不動産を扱うだけではなく、空き家になる理由やご家族の想いに寄り添いながら、最適な方法をご一緒に考える会社です。
今回のご家族が前向きな決断をされたように、一歩踏み出すことで、空き家問題は必ず防げます。
「同居」「施設入居」「転勤」など、ライフスタイルの変化が訪れた時は、どうかお気軽に私たちへご相談ください。
コラム担当者プロフィール
野村 和弘
宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士
大学卒業後、医療機器商社で営業を経験し、不動産業界へ転身。
賃貸仲介・管理を経て宅建士を取得し、売買や注文住宅の提案にも携わってきました。実家の不動産で悩んでいる方、空き家や相続の不安を抱える方と一緒に考え、丁寧に向き合うことを大切にしています。
「頼んでよかった」と言っていただける瞬間が、この仕事のやりがいです。



